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Campus Report ?知りたい!学生おトク情報?

アントレ人材育成プログラム

東北大学学生広報スタッフの青山が独断と偏見で大学の使えるサービスを紹介します!

UIFプログラムSilicon Valley Meetup 23' での閉会式の様子

今回紹介するのは「アントレ人材育成プログラム」!

このプログラムでは自分?モノ?社会の未来を構想する力と、行動によりアイデアをカタチにするマインドを持ち、社会への貢献やグローバルな視野で世界を変えることができる異能人材の育成を目指しています。

今回はこのプログラムを提供する松下ステファン悠先生に話を伺いました!

松下ステファン悠 助教
大学院工学研究科 工学教育院 工学教育企画研究部門

東北大学理学部を経て、大学院理学研究科で博士号を取得。その後、7年間リーディングプログラム部門にて企業で活躍できる学生を育成した。

現在は、工学部インターナショナルオフィスで、アントレ教育と国際連携をテーマにプログラムを作成し、学生に提供している。学生からの意見を積極的に授業やワークショップに取り込んでいる先生の一人である。

ー どんなプログラムを用意していますか?

「将来面白いことをやる人?新しい価値を生み出す人を育てる」をコンセプトに3つのコースを用意しています。

まず、入学時に自分のやりたいことに対してビジョンを持つための「未来構想Lab」、次に、自分のアイデアをカタチにするための「価値創造工房」、最後に、大学の外に出てチャレンジする「異能アントレ?チャレンジ」。

この3つを用意して、大学入学時から卒業後の自分をイメージしながら成長をサポートしています。

??未来構想Lab

授業でお互いのキャリアプランについて話し合う様子

セメスター科目として、前期に「社会起業家?NPO入門ゼミ ~シリコンバレー流?未来デザイン思考~」と題して、授業を行っています。

卒業してから5年後の自分自身を想像して、キャリアデザインを行います。授業の中では社会起業家の方を招いてインタビューを行ったりします。この授業を通して、自分の想像するキャリアを、実際のモデルから具体化しましょう!

受講者の声
小林央さん
(大学院医工学研究科 博士前期課程1年)

5年後の自分をイメージしてみるというのが楽しそうだなと思って参加しました!

大学生は卒業後にどうやって生きていくかを悩んだりすると思います。いろんな選択肢がある中で、自分は何が好きで、何をやりたいのか、そんな自分の価値観の軸を見つけることに役立つ授業?ワークショップです!

??価値創造工房

自分たちのアイデアをもとにプロトタイプを作成する様子

受講生で出し合ったアイデアを触れられるものとしてカタチにすることを目指します!

デザイン思考の考え方を参考に、カタチになったものをどうやってブラッシュアップしていくかを学んでいきます。先輩のアドバイスも参考にしながら、紙、粘土、タコ糸などを使った簡単なモノ作りから、3Dプリンターを使ったモノ作りまで体験します!昨年度はファスナーと布で「折り畳み式水筒」というプロトタイプが完成しました!

現在は工学部の1年生を対象とした「創造工学研修」で開講していますが、自由聴講科目として、他学部?学科の学生も受講できます。

受講者の声
石黒純さん
(工学部機械知能?航空工学科 学部2年)

小人数のグループに分かれて、身の回りの課題に対して解決策を考えていきました!

実際に試作品を作って、テストして、改善して...という流れを体験できてよかったです。理論だけではなく、実践でしか学べない内容だったように思います!ここで学んだモノづくり、サービスづくりの考え方を大学祭事務局で実践しています!

??異能アントレチャレンジ

スタンフォード大学d. schoolで学生と教員270人がトピックごとに議論する様子

大学の講義を飛び出した実社会の場で自分の腕試しをする実践プログラムです。

国内で留まらず、実際に海外に行って世界中から集まった学生と意見交換するような複数のプログラムがあります。例えば、スタンフォード大学d. schoolが行う学生主導の大学教育改革を目指すUIFプログラムに参加したり、UCバークレーに行ってベンチャー企業のアイデアを創出したりします。

大学に帰ってきた後、そして卒業後に自分で行動を起こせる人になることを目指します!

自分の興味や関心からプログラムを一つ選んで挑戦してみてください!

受講者の声
杉山晶海さん
(農学部 学部2年)

日本以外にもブラジルやマレーシア、トルコなどいろんな国から学生が集まって意見交換をしたりしました!

一人の留学生でも日本を代表して意見交換をする経験が新鮮でした。日本に帰ってきてからは、自分の国を大切にするという気持ちが強まりました。いまは日本のために、自分の専門である漁業を活かして何かできないかという風に考えるようになりました!

東北大学担当メンターとの集合写真 UIFプログラムSilicon Valley Meetup 23' にて(筆者:写真右端)

最後に

取材した私自身も異能アントレチャレンジを受講していました。その時のご縁で学生広報スタッフとして活動しています。

今回の取材を通して、私が受講していなかった未来構想Labや価値創造工房を経験した学生がその後の学生生活を自分で考えてデザインできている姿が印象的でした。ぜひこのプログラムにチャレンジして、実りある大学生活にしてみてください。

文:学生広報スタッフ 青山敦

画像提供:松下ステファン悠助教

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問い合わせ先

東北大学総務企画部広報室
Email:koho*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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