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東北大?国際航業?エイツー?NEC リアルタイムに津波浸水被害を推定する技術を核とした 共同出資会社「RTi-cast」を設立

国立大学法人 東北大学(注1、以下 東北大学)、国際航業株式会社(注2、以下 国際航業)、株式会社エイツー(注3、以下 エイツー) 、日本電気株式会社(注4、以下 NEC )は、共同で開発した「リアルタイム津波浸水?被害推定システム」の技術(注5)を中核とした大学発ベンチャー「株式会社RTi-cast」(アール ティ アイ キャスト)を共同で設立しました。

RTi-castは、世界初の民間事業者によるリアルタイム津波浸水被害予測サービスを開始します。「リアルタイム津波浸水?被害推定システム」を国内外の市場に向けて普及することで、日本と世界の津波災害対策に貢献します。

「リアルタイム津波浸水?被害推定システム」は、津波の浸水による被害推定を、スーパーコンピュータを用いてリアルタイムに行う世界最先端のシステムです。本システムは、科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業(CREST)の「大規模?高分解能数値シミュレーションの連携とデータ同化による革新的地震?津波減災ビッグデータ解析基盤の創出」における基礎研究および産学連携研究を経て開発されたもので、2014年の総務省G空間シティ構築事業(注6)で実証され、2017年11月より内閣府での運用が始まっており、東北大学(仙台)と大阪大学(大阪)の2拠点でNECのスーパーコンピュータ「SX-ACE」(注7)が使用されています。

RTi-castでは、この技術の汎用性を拡げ、社会の様々なニーズに対応したシステムの高度化、小型のスーパーコンピュータによる分散型システムの開発やこれらを用いた解析、津波発生時の浸水?被害推定結果の配信サービスに関する事業を進めていきます。

【脚注】

1. 国立大学法人東北大学(所在地:宮城県仙台市、総長:大野 英男)

2. 国際航業株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:土方 聡)

3. 株式会社エイツー(所在地:東京都品川区、代表取締役社長:加地 宏行)

4. 日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長 兼CEO:新野 隆)

5. 津波浸水?被害推計システム プレスリリース「東北大?NEC?国際航業、大規模地震発生時の津波浸水被害をリアルタイムに予測する実証事業を推進」

6. 総務省G空間シティ構築事業

7. ベクトルスーパーコンピュータ「SX-ACE」

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

東北大学災害科学国際研究所 教授 越村俊一
電話:022-752-2084
E-mail:koshimura*irides.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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